2015年11月21日土曜日

はじめてのお人形(オビツ11)

知人から購入した
  • オビツ11ホワイティ素体(ヘッドは付属しない)
の稼動範囲が凄いので、いつか人形を作りたいと思いつつ、はや1年経過。


ある日、思い切って PARABOX の通販サイトで以下を購入。
  • ヘッド素体(プチ姫だっけ?)
  • グラスアイ
  • ウィッグ(かつら)
100均(ダイソー)で以下を購入。
  • 100円少女エリーちゃん(ブサイク)の別売りの制服
  • 革靴のキーホルダー自作キット
  • 布用の接着剤

以下、どうやって作業したか適当にメモっておきます。









■ヘッド素体
購入したヘッドの造形で満足なら、塗装のみで十分。
当方は初心者なので、いきがって改造的なことをやってみる。
  1. 目の形をリューターで若干削って整える。
  2. 口も裏側から薄く削っていき、開口部を作って大雑把に笑顔にする。
  3. 削りカスを落とすため、薄めた中性洗剤で表面を洗う。
  4. アクリル絵の具(暗めの茶色)でまつげを描く。目に穴が開いているためアタリをつけやすいので下書き不要。最初は絵の具を水で薄めて、淡い色でボカしながら色をうっすら乗せていき、少しずつ濃い色を乗せていく
  5. 二重に見えるよう、まぶたの上に細い線を引く。
  6. 眉毛も一発描き。眉毛は、まず淡い線で描いてから、やや濃い色で毛の流れを極細で描き込む。
  7. ほっぺたや唇は、明るいピンクかオレンジ系の絵の具を薄め、綿棒で軽くタッチして色づけ。本来はパステルを削ってパウダー状にしたものを、綿棒でトントンと叩いていくほうが良いらしい。
  8. 口の中はプラ板やパテで自作...などしていられないので、適当な画用紙を赤く塗ったものを、ヘッドの裏側に挟み込み、クシャクシャにして固定。
  9. トップコートとして、プラモ用の水性つや消しクリアー(缶スプレーのやつ)を吹いて、塗膜を保護する。

(補足)
塗装で失敗したと思ったら、水を含ませた綿棒で素早く拭き取る。

(重要)
モデラーでは常識みたいですが、つや消しクリアーを吹く場合、湿度の高い場所や雨天は避けること(白くカブッてしまう)

■グラスアイ
このサイズの目は、特に工作は不要(と言うか、できない)。
塗装が完了してからグラスアイをはめ込み、視線を調整する。下の写真では、わざと振り向いたような視線にしている。
ヘッドの取り外しは面倒なので、目は正面を向けておくと無難。



■ウィッグ(かつら)
  1. シャンプーで汚れを落とし、薄めたリンスで髪を梳かしておく。
  2. 日の当たらない場所で 1日ほど放置し乾燥させる。
  3. ヘッドにかぶせてみると、かなりロン毛なはずなので、ハサミでカットする。切り過ぎたら元に戻せないので、特に前髪は少しずつカットする。
(注意)
ウィッグの取り付け位置は多少アバウトになりがちなので、切り過ぎ注意!

(屁理屈)
この画像はヘアスタイルを悩んでいるところで、リボンで結んでみたり試行錯誤中です。
そもそも、作りたい人形のイメージが固まった状態でウィッグやグラスアイを注文しなければなりません。自分がどんな人形を作りたいのかスケッチしておくと良いでしょう。
また、髪の色はキャラの性格に直結します。赤は活発、
青はクール、金髪は高貴というように、人形の髪の色は、アニメのお約束が通用するように思います。黒髪の姫カットだと、芯の強さが出てしまうかも知れません。
迷ったら茶髪系か金髪が無難です。
また、髪の色と瞳の色はセットで考えるべきで、たとえば黒髪にブルーの瞳は違和感があります(あえて狙うのなら別ですが)。
迷ったら、髪の色に近い瞳をチョイスするのが無難かと。


■制服
そのままエリーちゃん規格の服を着せると大きすぎる。絶対にサイズが合わない。
仕方が無いので寸を詰めていく。 ここは試行錯誤の嵐なので、全く参考にならないと思う。
  1. 要所要所で縫い目をほどいてバラす。ほどいてみると、シャツのそでの部分やベストとの接合部分が簡略化されていることが分かる。簡略化されているということは、加工も簡単にできるということ
  2. ベストの金属のボタンは一旦取り外す。あとで布用接着剤でくっつけるので捨てないように
  3. こういう人形の服は、背中をマジックテープでくっつけるようになっている。マジックテープも分解し、ハサミで細くカットして再利用。
  4. バラした布は、ハサミで適当な長さに短縮して縫い合わせる。カットについては失敗できないので、縫いしろを計算に入れつつ長めにカットし、素体に当てながら調整。
  5. ベストに金属のボタンを接着。
(補足)
布をカットすると、ほつれてしまうため、100均でほつれ止めがあれば購入しておくと気休め程度にはなる。
手間がかかるがきちんと内側に折り込んで縫い合わせるほうが良い
但し、ぶ厚くなっては困る場所はあえて布用の接着剤で接着する。接着剤が手に付いた状態で布に触ってはいけない。

■靴
革靴の自作キットには、フェイクレザーの布が 1枚と型紙があり、そのままのサイズで型紙で切ると片足分しかできない。
素体の足裏サイズは小さいので、これに合わせると、ちょうど両足分は確保できるはず。
  1. 型紙をスキャナで取り込んで縮小印刷...しても良いが、どのみち縫い目は減らさざるを得ないので、現物合わせでアバウトにやる。靴底のサイズが決まれば、他のパーツはおのずと長さが決まる
  2. 着脱しやすさを考え、ゆとりを持たせて型紙を作る(両足分必要なので)。型紙と言っても、そのへんの紙をカットすれば十分。つま先のパーツがかなりのカーブとなるので、面倒でも型紙同士を合わせてみて、きちんと合うか、縫い代の余裕もあるか確認しておく。
  3. 目打ちせず、いきなり縫っていく。キットの糸は目立つ色なので、ガタガタにならないよう丁寧に。
  4. 最後の靴ヒモは太いので、穴を通すのが面倒。両足分作るので、半分にカットして使う。ちょうちょ結びしたら、結び目をボンドで固めてしまう(ほどけたら大変なので)。

靴の写真は後日UPします。